Deceit / This Heat
「Cenotaph」「Makeshift Swahili」が好き。
なんかネットのレビューとかだと「ポップになった」とか言われてますけど1stの方がポップじゃないですか……? と思うのはやっぱ1stには二大名曲が入ってるからでしょうか。
おどろおどろしい音に導かれて始まる一大怪曲。 前半の喉潰す勢いで叫びまくっている本能的なボーカルとトライバルな演奏から既に凄まじいですが、中盤それまでと全く違うメロディが挟まれた後にどんどん曲全体が加速していく様は壮絶の一言。Gideon Gaye / The High Llamas
1998年再発盤。
「The Dutchman」「Giddy and Gay」「Checking in, Checking out」「Up in the Hills」「Track Goes By」「Mini-Management」が好き。
Checking in, Checking out
ひたすら甘いメロディが垂れ流されるこのアルバムの曲には珍しく、ちゃんと地に足が着いた感じのほのぼのした曲。サビとそれ以外でしっかりメリハリが付いてるのも異色。でもメロディの素晴らしさは変わらず。
Track Goes By
前半4分弱はこのアルバムの中でも指折りの良メロ。間違いなくアルバム中で最も好きなメロディ。
にも関わらず、その後10分に掛けて同じメロディを延々と反復したりするので控えめに言って頭がおかしい。
Mini-Management
ゆったりしたセクションと明るくポップなセクションを行き来する曲。9分あるんですが、雰囲気に身を任せてるといつの間にか終わってるというすごい曲。
The High Llamasの2ndアルバム。
The High Llamasといえばなんといってもポップの暴力と呼ぶに相応しい次作「Hawaii」だと思うんですけど、このアルバムはまだ30曲とか入ってたりしないしちゃんと曲の違いがわかるので有情です。とはいえ同じフレーズを延々と反復したりするのはこの時点で既に特徴的ですね。
とにかく「Track Goes By」がかなり狂気めいた反復っぷりを見せるのでそこに目が行く。
個人的に「Hawaii」より好きでした。やっぱ曲が個性立ってるっていうのはデカい……。
Runt / Todd Rundgren
2011年再発盤。
「Believe In Me」「We Gotta Get You A Woman」「Baby Let's Swing / The Last Thing You Said / Don't Tie My Hands」「Birthday Carol」が好き。
Believe In Me
しっとりしたピアノが印象的なバラード。2分弱という短さが潔くて好きです。
We Gotta Get You A Woman
変な拍子で入ってくるイントロが印象的な恐らく代表曲。サビのメロディが好き。
Baby Let's Swing / The Last Thing You Said / Don't Tie My Hands
メドレー。「The Last Thing You Said」がめちゃめちゃ良い。
Birthday Carol
美しい弦楽器のアンサンブルから始まり、そこからハードロックになったりシンガーソングライター的な正統派バラードになったりまたハードロックに戻ったりと展開が右往左往する9分間。
トッド・ラングレンの1st。屈指のメロディセンスとひねくれっぷりが既に発揮されていて素晴らしいです。